現代の一般的な企業ネットワークは、地理的に分散したさまざまなデバイス、サーバー、作業用コンソールなどで構成されており、それぞれがさまざまなデータソースを生成・消費しています。これらのデータには、ミッションクリティカルなデータ、音声、ビデオストリーミングなどが含まれます。このような環境で、パフォーマンス、プロセッサのロードバランシング、セキュリティのためにネットワーク機能を監視・調整することは、困難な課題です。また、ネットワークツールは数多く存在し、それぞれが異なる粒度の指標やアラームを生成します。その結果、タイムリーで実用的なネットワーク・インテリジェンスの取得、運用コストの削減、ネットワーク・ツールの統合が必要不可欠となっています。
NIKSUNのNetOmniは、1つのアクセスポイントによるグローバルな可視化を可能にします。NetOmniは、ビジネスサービスのパフォーマンス、ネットワークの障害、セキュリティインシデントの検出やフォレンジックなどをトップダウンで全体的に把握することができる、包括的な企業ネットワークおよびサービス提供管理ポータルです。NetOmniは、すべてのサービスやアプリケーション、そして基盤となるネットワークインフラをリアルタイムで監視し、ネットワーク管理者は関連情報のためのネットワークアラートを設定することができます。NIKSUN NetOmniは、一貫性、効率性、そして手頃な価格を実現します。
一目でわかるネットワーク
世界に跨る広大なネットワークを複数のNIKSUNアプライアンスでパフォーマンス、セキュリティ、ポリシー遵守を監視している場合、NetOmniは、物理的な接続を追加することなく、これら遠隔地のNIKSUNアプライアンスと通信することができます。
NetOmni上でのデータの可視化は、複数に分散して設置している各NIKSUNアプライアンスを通じて、論理的な機能、ビジネス、地域、ホスト、ユーザーとしてグループ化することができ、それらをカスタマイズ可能で、ユーザーやサービスを中心としたダッシュボード上で広範囲のネットワークを可視化することができます。
NetOmniは、物理環境や仮想環境に設置したNetVCR®, NetDetector®、NetDetectorLive™️, LogWave™️, などから情報を収集することができます。これにより、1箇所で強力で相関性のあるダッシュボードや操作を実現することができます。
ユーザーやグループは、必要に応じていくつものダッシュボードに割り当てることができます。各ダッシュボードには、サービス、アプリケーション、またはサーバーの状態をユーザーに通知するさまざまなグラフィカルな指標が実装されています。NetOmniは以下を提供します。
- ポイント・アンド・クリックによる診断とトラブルシューティング
- QoCやIOCの指標管理とレポート作成
- 脅威インテリジェンスを用いた自動化されたプロアクティブな発見
- アプリケーションの再構築:コンテンツに基づいて多数のアプリケーションを分類・分析
- キャパシティプランニング/トレンド
- アカウンティング/使用状況
- 高度で詳細なフォレンジック分析
- アプリケーション/サービスの監視(eコマース、電子メール、VoIP、マルチキャスト、FIX、カスタムアプリケーションなどを含む)
- 他の管理システムとのシームレスな統合
中枢管理
企業ネットワーク上にあるNIKSUNのネットワーク監視アプライアンスと連携するシングルポイントの管理コンソールにより、リモートでの導入、イベント管理、設定が簡単に、合理的に、そして監査された状態で行えます。また、ソフトウェアのアップグレード、バックアップ/リストア、ログの記録、ユーザーのアクセス制御/グルーピング、アプライアンスの状態監視なども、リモートで安全に行うことができます。
参照、分析、証拠のための長期アーカイブ
NetOmniは、ネットワーク上の様々なリンクを監視する遠隔地に設置したNIKSUNアプライアンスと通信し、パフォーマンス、セキュリティ、ポリシーコンプライアンスの監視を行います。NetOmniは、分散したナレッジ・リポジトリを、仮想化された単一の企業規模のNIKSUNネットワーク・ナレッジ(NKW)に集約します。NKWは、すべての企業ネットワーク情報を階層的、相関的に集めたものです。NetOmniは、すべてのネットワーク・アプリケーション、サービス、およびそれらの基盤となるインフラストラクチャから情報(ログ、NetFlow、SNMP、パケットなど)を収集し、主要なサービス・デリバリー、セキュリティ、およびコンプライアンスの指標に優先順位を付けます。すべての情報は、数ヶ月から数年にわたる長期的なデータ検索が可能です。これらの情報は、洞察に満ちたコンテクストのあるレポートとして提示し、共有することができます。さらに、データはNetOmni上ですぐに利用できるため、データの収集やアーカイブ化はクエリの応答時間の改善にも繋がります。
リモートサイトとグループのレポート
収集した情報は、リンク、ホスト、サブネット、アプリケーション、組織、その他の基準など、企業や部署ごとにグループ化することができます。これにより、生成されたレポートに関連性が生まれ、プロファイリング、設計、高可用性サービスなどをリモートで安全に企業全体のデータが提供します。
機能とメリット
- データ、セキュリティ・インシデント、アプリケーション・パフォーマンス、VoIP、ログ、SNMP、NetFlow、アラームなどを完全に集約・相関。
- 分散して設置した複数のNIKSUNアプライアンス(物理的または仮想的)からのデータを1箇所で可視化。
- 数ヶ月、数年分のデータを保存し、履歴やフォレンジックなトレーサビリティーを実現。
- 物理、仮想、クラウドの各インフラに対応したウェブベースの集中管理コンソールで、分散したNIKSUNのインテリジェンスを一元管理。
- 様々なQoSの指標やIOCの規制や社内ポリシー違反をリアルタイムに警告。
- アプリケーションセッションやポリシー違反を監査や証拠として再構築。
- 多様なアプリケーションやプロトコルを数分で発見、分類、および分析。
- ポイント&クリックによる診断とトラブルシューティング。
- QoSやIOC指標の管理と報告。