【申込終了】
定員に達したため、参加申込み終了いたしました。多くのお申し込みをありがとうございました。
サイバーセキュリティやモビリティにおける課題は日々新しいニュースを生み出し、人々の通信やコミュニケーションのあり方に影響を与え続けています。その現状を受け、ワールドワイド・セキュリティ&モビリティ・カンファレンスでは、産業界、政府機関、学術界から世界的レベルのテクニカル・ リーダーが一堂に会し、現場での示唆に富む経験を教訓として発展させることを目的としています。
【開催日時】
2012年9月28日 金曜日 10:00 ‐ 17:00 (受付開始9:30~)
【プログラム】
10:00 ‐ 10:05 | 開会挨拶 | CTIF所長, デンマーク国立Aaloborg大学教授 Prof. Ramjee Prasad |
10:05 ‐ 10:40 | オープニング講演 | 「サイバーセキュリティにおける防御:課題と最新の状況」 NIKSUN Inc. 創設者、会長、CEO Dr.Parag Pruthi 講演要旨: マルウェアとは、「コンピュータの操作の妨害や機密情報の収集、コンピュータシステムへの不正侵入を目的として作られたソフトウェア」である。マルウェアの増加率は急激で、新たな脆弱性が日々悪用されている。モバイル機器やクラウド・コンピューティングのような、新しいコンピューティングによって、新たな攻撃の機会が生じている。攻撃者は経済的搾取を動機とすることが多いが、サイバーテロやスパイ行為を意図していることもある。これらの新たな攻撃に対処するには、調査や検知、防御の方法を改良することが必要となる。Dr. Pruthiによるオープニング講演には、脅威の展望と、それにより引き起こされる社会的影響の概観も含まれる。絶えざる攻撃者に対処するための、最新かつ高度な防御方法について述べる。 |
10:40 ‐ 11:20 | 基調講演 | 「情報セキュリティの最近の動向 ―デジタル・フォレンジックを中心にしてー」 東京電機大学未来科学部情報メディア学科教授 国立情報学研究所客員教授 内閣官房情報セキュリティセンター情報セキュリティ補佐官 佐々木 良一 講演要旨: 情報セキュリティにおいて重要性を増してきているデジタル・フォレンジックに関連し、標的型攻撃に対応したネットワークフォレンジック対策の動向、e-Discoveryにおける予測コーディングの導入、スマートフォンのためのデジタルフォレンジック技術など最近の動向を紹介する |
11:20 ‐ 12:00 | 招待講演 | 「今後のサイバー脅威シナリオと考えれる防御策」 株式会社サイバーディフェンス研究所 上級分析官 名和 利男 講演要旨:有効な防衛策を立案するには、発生事実を直視する必要があります。しかし、最近のサイバー脅威の個別事例を仔細に把握することは難しいというジレンマがあります。そこで、本講演では、ここ数年、私のチーム(CDI-CIRT)で経験した緊急対処支援の経験で得られた、それぞれのサイバー攻撃の重要部分を繋ぎあわせた脅威シナリオを説明させていただき、今後の採るべき防御策を考えていきたいと思います。 |
12:00 ‐ 13:00 | 昼食 | (会場にて・参加登録者は無料) |
13:00 ‐ 13:40 | 招待講演 | 「複雑化するサイバー攻撃の現状とその対策」 名古屋大学 情報基盤センター 情報基盤ネットワーク研究部門 教授 高倉 弘喜 講演要旨:標的型攻撃など様々なサイバー攻撃対策が叫ばれているが、これらの攻撃を検知・阻止するソリューションはまだ登場していない。一方、スマートフォンやIPv6などの登場により、我々の情報システムの環境は大きく変化している。今後、これら の新たな技術を狙ったサイバー攻撃の発生が懸念される。本講演では、その対策の基盤となるネットワーク監視手法について述べる。 |
13:40 ‐ 14:20 | 講演 | 「パケット分析により実現するネットワーク安定化とフォレンジック ~日本国内における先進導入事例より~」 SCSK株式会社 ITエンジニアリング事業本部 エンジニアリングソリューション第1部 シニアエンジニア 古岡 宏理 講演要旨:SCSKでは、1990年代後半よりパケットキャプチャ技術を中心としたネットワーク安定化、セキュリティ向上のソリューションを数多くのユーザーに提案、導入してきました。最近では、APTに代表されるように攻撃の多様化、巧妙化、また被害の甚大化に伴い、実通信を分析することによる通信の可視化、ネットワークフォレンジックの重要性がますます認識されるようになっています。本講演では、これまでSCSKが手掛けてきた事例から、国内における様々な取り組みをご紹介します。 |
14:20 ‐ 14:40 | 休憩 | |
14:40 ‐ 15:10 | 講演 | 「モバイル・インフラの保護」 日本電気株式会社 シニアエキスパート Dr. Anand R.Prasad 講演要旨:このプレゼンテーションの目的は、モバイル通信の製品およびネットワークにおける試験と認定である。インド・グローバルICT標準化フォーラムの、セキュリティとプライバシーに関するワーキンググループが行う活動に焦点を置く。なお、同フォーラムではDr. Anand R. Prasadが議長を務めている。 本講演では、まずモバイル通信インフラについて概観し、続いて今日の標準的なセキュリティについて、市場の状況とともに述べる。次に、今日のモバイル通信ネットワークに潜在する論点に目を向け、最後に試験と認定、観察について述べる。 |
15:10 ‐ 15:40 | 招待講演 | 「重層的通信ネットワーク -災害に強い通信-」 一般社団法人YRP国際連携研究所 代表理事・所長 大森 慎吾 講演要旨:平成23年3月11日の東日本大震災においては、情報通信についても大きな問題と課題が明らかになった。総務省では、これらの課題を解決すべく多額の研究開発予算を計上し多くの課題を施策として推進している。YRPでは、「重層的通信ネットワーク」の基本概念をまとめ、東北大学、KDDI、KDDI研究所および沖電気工業4者が総務省の研究開発予算により災害に強い通信システム構築へむけ研究開発に取組んでいる。本研究課題では、多くの要素技術がおるが、通信のセキュリティは災害緊急時においても極めて重要な要素である。本講演では、研究開発プロジェクトの概要を説明するとともに、災害情報サービスとしてのセキュアな通信についても説明する。 |
15:40 ‐ 16:10 | 講演 |
「IEEE 802.21d – M2Mグループ通信の効率化を目指して」 株式会社 東芝 研究開発センター ネットワークシステムラボラトリー 研究主幹 IEEE802.21dタスクグループ議長 大場 義洋 講演要旨:近年、M2M(machine-to-machine)通信の需要が急速に増しており、ECHONETコンソーシアム、IEEE 802.15.4、ZigBee Alliance、ETSI TC M2M、oneM2M、などで通信仕様の策定が活発に行われている。この流れを受け、効率的なM2Mグループ通信を実現する規格として、IEEE 802標準化委員会は802.21d標準化タスクグループを新設した。本公演ではIEEE 802.21dのユースケース、要件、標準化ステータスについて述べる。 |
16:10 ‐ 16:40 | 講演 | 「LTEネットワークのパフォーマンスとセキュリティ」 NIKSUN Inc. CTO Dr.Ashutosh Dutta 講演要旨:ワイヤレスサービスのプロバイダは、スペクトル使用やネットワークおよびサービスのリソースの最適化を可能にし、エンドユーザに対して適正なサービスのクオリティを保証するため、大きな課題に面している。しかしながら、リアルタイムなネットワーク統計を得て、ネットワークの異なるパートに対して動的な制御を行い、望ましいQoSを維持できることは大変重要である。本講演では、LTE(ロング・ターム・エボリューション)ネットワークにおけるパフォーマンスとセキュリティに関するいくつかの論点をハイライトし、VoLTE(Voice-over-LTE)ネットワークで観察される必要があるネットワークレイヤやサービスレイヤのKPI(主要評価指標)についても述べる。 |
16:40 ‐ 16:50 | 閉会挨拶 | NIKSUN日本 カントリーマネージャー 伊藤 一彦 |
【会場】
TKP大手町カンファレンスセンター 22階 ホールB
住所: 東京都千代田区大手町1-8-1 KDDI大手町ビル
交通: 東京メトロ丸の内線・東西線・千代田線・半蔵門線・都営三田線
『大手町』駅C1出口直結
『東京駅』丸の内北口から徒歩9分

【参加費用】
無料(事前登録制)
定員120名 ※定員に到達次第締め切らせて頂きます。
【対象】
企業IT部門、一般部門、セキュリティ関係者、研究者、官公庁
【主催】
NIKSUN Inc.
【協賛】
YRP研究開発推進協会
CTIF-Japan, Aalborg University
一般社団法人 YRP国際連携研究所
SCSK株式会社